商店街の日とは?由来や歴史を解説【10月第2日曜日】

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商店街の日は1997年に大阪の商店街組織が始めた、毎年10月の第2日曜日の記念日です。

この記事ではその由来や歴史、日付の決まり方、いま商店街が置かれている状況、今日からできる関わり方までまとめました。

「商店街の日って、いつ?誰が決めたの?」と気になって調べている方もいると思います。

記念日の情報はサイトによって書き方がけっこうバラバラなんですよね。この記事は、そんなモヤモヤを解消するために書きました。

目次

商店街の日とは?基本情報

ここを読むと商店街の日の日付、制定者、スタートした年がひと目でわかります。

日付は10月の第2日曜日

商店街の日は毎年10月の第2日曜日です。

固定の日付ではなく、年によって動きます。

制定したのは大阪の商店街組織

制定したのは大阪市の商店街の連合組織です。1997年(平成9年)から実施しています。

実際に大阪市の商店街団体のサイトには平成9年に10月の第2日曜を「商店街の日」と定め、消費者の日頃の愛顧にこたえるため「夢くじ」を中心にさまざまな事業を開催してきたという趣旨の説明があります。

ひとつ補足です。

資料によって団体名の表記が「大阪市商店街連合会」だったり「大阪市商店会総連盟」だったりします。

同じ流れの組織なのかなと私は見ていますが、ここは確認できていないのであくまで推測です。

法律で決まった「国の記念日」ではない

意外と誤解されやすいのですが商店街の日は国が法律で定めた祝日ではありません。

業界団体が呼びかけて広がった、民間の記念日です。

だから学校や会社がお休みになることはありません。

ただ、お休みにならない分、気負わず参加できるのが良いところだと思います。

いつもの買い物がちょっとしたお祭りに変わる日、くらいの感覚でちょうどいいのかもしれません。

商店街の日の由来と始まり

ここではなぜこの日が生まれたのか、わかっている範囲と考察を分けて整理します。

感謝を形にする日として始まった

先ほどの団体サイトの説明を踏まえると、始まりの発想は「日頃のご愛顧へのお礼」です。

商店街はお客さんが毎日のように通ってくれて成り立つ場所ですよね。

その感謝をくじ引きのような形のあるイベントで返そうとしたのが原点だと読み取れます。

「夢くじ」という名前がなんだかいいなと思いました。当たりを引く楽しさって大人でもわくわくしますよね。

10月第2日曜日になった理由は不明

正直に書くとなぜ10月の第2日曜日なのかを明確に説明した資料は、私が確認できた範囲では見つかりませんでした。

ここからは憶測です。

自分の見立てでは真夏や年末商戦を避けて、気候が穏やかで外歩きしやすい秋の日曜を選んだのではないかと思っています。

日曜なら家族連れも来やすいですし、「第2」と決めておけば毎年カレンダー上で覚えやすい、という実務的な理由もありそうです。

細かく検証したわけではないので、話半分で受け取ってください。

全国規模の記念日へ広がった背景

発祥は大阪ですがいまは記念日サイトなどで全国向けの記念日として紹介されています。

一方で、現場でイベントを盛り上げているのは各地の商店街や自治体、連合組織です。

大阪市内では2022年度の前年にあたる平成22年度から事業を拡大し、「大阪あきない祭り」として3か年開催されました。

難波宮で行われたオープニングイベントの来場者は延べ20万人を超えたそうです。

記念日が単発のキャンペーンで終わらず、街をあげた催しに育った例ですよね。

商店街の歴史を振り返る

商店街の日を理解するには商店街そのものがどう発展してきたかを知ると腑に落ちます。

商店街の定義はじつは曖昧

「商店街」と言っても法律できっちり定義された言葉ではありません。

経済産業省の商業統計では小売店、飲食店、サービス業の事業所が近接して30店舗以上あるものを、一つの商店街として扱ってきたそうです。

ただ、これは統計上の便宜的な区分で実際には数百店舗の大規模なところから、数十軒が寄り添う小さな通りまで幅があります。

たとえば東京の戸越銀座商店街は、全長約1.3km、約400軒。

地域型商店街の代表例として知られています。

一方、大阪の天神橋筋商店街は、全長約2.6kmで「日本一長い」商店街です。

店舗数は約600軒とも約800軒とも紹介されていて数え方で差が出るようです。

昭和37年に法律ができた

商店街が組織として動きやすくなった大きな転機が昭和37年(1962年)の商店街振興組合法の成立です。

この法律にもとづいて、商店街は共同でアーケードや街路灯などのハード整備、売出しやイベントといったソフト事業を行う法人組織をつくれるようになりました。

全国第1号は1962年10月に和歌山市で設立された堀止商店街振興組合です。

その後、1968年(昭和43年)に全国商店街振興組合連合会(全振連)が創立総会を開いています。

「10月」という月が制度の歴史にも出てくるのは偶然ですが、ちょっと面白いなと感じました。

国による実態調査は昭和45年から

商店街がどうなっているのかを国レベルで数字にして追い始めたのは昭和45年です。商店街実態調査はその年に始まりました。

2024年度の調査は15回目にあたり、全振連が中小企業庁や中小機構の協力のもとで実施しています。

数字で見ておくと感覚だけの話にならずに済みます。

次の章でその中身を見ていきますね。

いまの商店街が置かれた現状

全国調査から見える規模

2024年度の商店街実態調査は2024年10月1日時点のものです。

調査票は全国の11,280の商店街に送られ、4,843件の回答がありました(回答率42.9%)。

そのうち有効回答は4,824件です。

休眠や解散となっていた商店街が678件含まれていたため、集計からは除外されています。

各都道府県が把握している商店街の数を合計すると12,091件という参考値になります。

少なくとも全国に1万を超える商店街の名簿があること、そしてその一部はもう活動していないことが読み取れます。

景況と来街者の数字

3年に1度の前回調査(令和3年度)では景況について「繁栄している(繁栄の兆しを含む)」が4.3%、「衰退している(衰退の恐れを含む)」が67.2%でした。

来街者数が3年前より「減った」と答えた商店街は68.8%、「増えた」は4.6%です。

来街者が減った理由としては「魅力ある店舗の減少」が45.4%、「業種や業態の不足」と「地域の人口減少」がともに39.9%でした。

数字だけ並べると重いですよね。

でも逆に言えばお店の魅力が減ったことが最大の理由なので、私たち客側の動き方次第で変えられる余地もあるのかなと思っています。

地域ごとの空き店舗と後継者問題

都道府県ごとの調査も見てみます。

長野県の令和6年度調査では、空き店舗率が9.9%(前回比+1.2ポイント)でした。

千葉県の令和6年度の調査では、県全体の空き店舗率が13.2%です。

ただ調査の対象範囲や定義は県ごとに違うため、横並びで優劣を比べるのは難しいです。

滋賀県の令和6年度調査では空き店舗が生じた理由の83.3%が「後継者がいないため」でした。

ここが本当に切実なところだと思います。

お店が儲からないから閉める、というより、継ぐ人がいないから閉まるという現実。ここは数字を見て驚きました。

参考:https://www.pref.shiga.lg.jp/documents/6524/5534099.pdf

商店街の日の楽しみ方

ここでは当日に何をすればいいか、具体的な過ごし方を紹介します。

まずはイベント情報を調べておく

いちばん手軽なのは近所の商店街のお知らせをのぞくことです。

大阪では「大阪商店街にぎわいキャンペーン」が2026年7月1日から12月31日まで開催されていて、市内の商店街がそれぞれ独自のイベントを行っています。

10月は千林まつり(10月6日、第49回)や道具屋筋まつり(10月10日、第41回)などが予定されています。

どれも商店街の日そのものを名乗るイベントというわけではなく、秋のにぎわい企画の一部です。

ただ、同じ時期に商店街が動く流れの中にあると捉えるとわかりやすいと思います。

「歩いて、一品買う」だけで十分

イベントに行けなくても大丈夫です。

私のおすすめはいつもの道を一本ずらして商店街を歩いてみること。

そこで、普段スーパーで買う何かを一品だけ、お店で買ってみるんです。

たとえばコロッケ1個でも、お豆腐1丁でもいいんですよ。

店主さんと一言交わすだけで、街の見え方がちょっと変わります。なんかそういう小さな積み重ねが大事だと思うんですよね。

遠くの商店街に出かけるのもあり

旅先で商店街に寄るのも楽しいです。

天神橋筋商店街は止まらずに歩いても約40分かかるといわれています。

大阪天満宮の門前町として発展した通りで老舗の食堂や惣菜屋、昔ながらの専門店が並びます。

10月11日はご近所でも旅先でも、どちらでもいいのでぜひ足を運んでみてください。

商店街を応援する具体的なアクション

ここでは特別な日だけでなく、日常に取り入れやすい応援の方法を考えます。

自分の街の商店街の状況を知る

まず大切なのは自分の街の商店街が今どんな状態かを知ることです。

都道府県や商工会議所が実態調査の結果を公開している場合があります。

たとえば宮城県では令和5年10月1日現在の調査で、175件に調査票を配布して166件の回答があり、回答率は94.9%でした。

こうした資料は読み物としても意外とおもしろいですよ。

自分の街の数字が出ていると急に身近になります。

小さな一歩を続ける

個人的な意見ですけど商店街を救うのは「一度の大きな買い物」より「小さな利用の継続」だと思っています。

毎月第2日曜だけ商店街で買う、というマイルールをつくるのもありかもしれません。

もちろん、これは私の考えで効果を試算したわけではありません。

それでも、後継者不足という課題を考えると「ここで買い続けたい」というお客さんの存在は、お店の続ける気持ちを支える力になると感じています。

まとめ

  • 商店街の日は毎年10月の第2日曜日で、2026年は10月11日です。
  • 1997年(平成9年)に大阪市の商店街の連合組織が始めた記念日です。
  • 始まりの発想は日頃の愛顧への感謝を形にすることでした。
  • 10月第2日曜日になった理由を示す資料は確認できておらず、秋の行楽期だからではという推測にとどまります。
  • 商店街は法律上、昭和37年の商店街振興組合法で組織化が進み、実態調査は昭和45年から続いています。
  • 令和3年度調査では「衰退している」が67.2%、来街者が「減った」が68.8%で、厳しい状況が数字に出ています。
  • 地域の調査では空き店舗の理由として後継者不足が大きな割合を占めます(滋賀県では83.3%)。
  • 楽しみ方はイベント参加でも、一品だけ買う、でも十分です。

日曜はいつもの買い物をほんの少しだけ商店街に寄せてみませんか?小さな一歩が、お気に入りのお店を守ることにつながるかもしれません😊

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