主婦休みの日とは?由来や歴史を解説【1月25日、5月25日、9月25日】

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「主婦休みの日」って聞いたことありますか?

1月25日、5月25日、9月25日の年3回、家事や育児をがんばる主婦や主夫がほっと一息つくために設けられた記念日なんです。

この記事を読めばいつ誰が何のために作った日なのか、そして年3回という珍しい設定になった理由まで、しっかりわかると思います。

毎日の家事に追われて「休みなんてないよね」と感じている人にこそ、由来を知ってもらいたいなと感じています。

目次

主婦休みの日とはどんな記念日なのか

ここでは主婦休みの日の基本的な位置づけをお伝えしますね。

年に3回設定されている珍しい記念日

主婦休みの日はサンケイリビング新聞社が2009年から提唱している日本の記念日です。

1月25日と5月25日、9月25日の年3回あるという時点で、実はほかの記念日とはちょっと毛色が違うんですよね。

「家事や育児にがんばる主婦がリフレッシュできる日」
「家族が元気になってニッポンも元気になる日」

という趣旨が掲げられていて、単に休むだけじゃなく家族全体で家事を見つめ直す日という位置づけになっています。

対象は専業主婦だけじゃない

ちなみにこの記念日でいう「主婦」は専業主婦に限った話じゃありません。

普段から家庭で家事を主に担当している人という広い意味で使われていて、共働きの女性も、家事を担当する男性、つまり「主夫」も対象に含まれています。

この点、意外と知られていない気がします。

主婦休みの日が生まれた由来

ここを読むとなぜこの記念日が作られたのか、その出発点がわかりますよ。

仕掛け人はサンケイリビング新聞社

主婦休みの日の生みの親は、女性のための生活情報紙「リビング新聞」を発行する株式会社サンケイリビング新聞社です。

当時、全国57エリアで850万部、首都圏17エリアだけでも266万部を発行していた媒体で、その読者の声をもとにこの記念日が形になりました。

個人的には企業が一方的に決めたわけじゃなく読者との対話から生まれたという成り立ちが、けっこう好感が持てる部分だなと思います。

「休みたい」が9割を超えた読者アンケート

2008年11月から12月にかけて実施されたウェブアンケートでは、既婚女性2262人に「家族に気兼ねなく家事を休める日が欲しいか」と聞いたところ、なんと91.5パーセントが「はい」と回答したそうです。

さらに既婚男性340人への調査でも、「妻に主婦休みを取りたいと言われたら賛成しますか」という質問に90.2パーセントが賛成しています。

この数字、思った以上に高いなと感じました。

夫側も本音では家事の大変さをわかっているということなのかもしれませんね。

気兼ねなく休める日があったらしたいこととして、多かった回答は次の通りです。

  • 友達とのんびり会う(46.3パーセント)
  • プチ旅行に出かける(45.5パーセント)
  • ゆっくりショッピング(38.8パーセント)
  • 家で一人でくつろぐ(37.4パーセント)

こうして見ると誰かに気を遣わずに過ごせる時間そのものが求められていたんだなというのが伝わってきます。

参考:https://www.sankeiliving.co.jp/news/upload_pdf/20090522130129.pdf

日付が1月25日、5月25日、9月25日になった理由

ここではなぜこの3日が選ばれたのか、その根拠を掘り下げます。

読者投票で見えた「休みたい時期」ランキング

2009年1月22日から2月5日にかけて実施された投票では、1333票のうち「秋の行楽シーズンごろ」が331票で1位、「家族の夏休みの後」が312票で2位、「年末年始の休みの後」が293票で3位、「ゴールデンウイークの後」が165票で4位という結果になったんです。

この順位を踏まえて5月25日・9月25日・1月25日の3日が正式に決定されました。

長期休暇の後というのがポイントで、家族が家にいる期間はむしろ家事の負担が増えるという主婦ならではの実感が反映されているんですよね。

なぜ「25日」だったのか

日付が25日に統一されているのは覚えやすさに加えて、給料日にあたる会社が多く家計がひと息つけるタイミングだからという理由があったそうです。

1月25日は年末年始や大掃除、帰省といった一連の行事が落ち着く頃、5月25日はゴールデンウイークで増えた家事の疲れが出る頃、9月25日は残暑がおさまり夏休みの子どもの世話がひと段落する頃と、それぞれの季節事情にも合わせて選ばれています。

この設計、意外と緻密だなと感じました。

日本記念日協会への登録が持つ意味

ここでは記念日として正式に認められた経緯を紹介しますね。

「主婦」がテーマの記念日は初めてだった

主婦休みの日は2009年に一般社団法人日本記念日協会に登録が承認されました。

実はこの登録、同協会に登録された記念日の中で「主婦」がテーマになったものとしては初めてだったんです(2009年5月14日時点)。

家事や育児という、社会の中で評価されにくかった営みが正式に記念日として認められたという点は、けっこう象徴的な出来事だったんじゃないかなと個人的には思います。

家事労働の価値を見つめ直す社会的背景

ここを読むとこの記念日がただの休みの提案ではなく、家事の価値そのものに関わる問題提起だったことがわかります。

内閣府の試算では年間304万円

家事労働の価値については、内閣府経済社会総合研究所が2013年に行った試算で、専業主婦が担う家事や介護といった無償労働の評価額が年間304万1000円だったという結果が出ています。

数字にして示されると、家事がどれだけの経済的な価値を持つ仕事なのかあらためて実感しますよね。

男女で分かれた「妥当な年収」の感覚

一方で、ニュースサイトが2016年4月に実施した「専業主婦の妥当な年収は?」というアンケートでは、女性の最多回答が200万円だったのに対し、男性側の最多回答は0円、次いで100万円という結果でした。

この差、正直ちょっと驚きました。

家事の価値を実際より低く見積もっている人が、思いのほか多いということなんだと思います。

主婦休みの日が「夫や子どもが家事にチャレンジする日」という趣旨を掲げているのは、こうしたギャップを埋めるねらいがあったからなのでしょう。

提唱者たちが語った思い

ここではこの記念日を作った当事者たちの生の声を紹介します。

父親支援団体代表の言葉

制定当時、父親支援NPO法人ファザーリング・ジャパンの代表幹事だった安藤哲也さんは

「妻は堂々と言い出そう、夫は気持ちよく引き受けよう」

というメッセージを寄せていて、主婦休みの日を主婦にとっての有給休暇にたとえていました。

家事や育児は価値のあることだから、毎日こなしているなら当然の権利として堂々と主張してほしいという趣旨のコメントで、自身も数日間の父子家庭状態を経験し、家族の団結力を学ぶ機会になったと振り返っています。

リビング新聞編集長の思い

主婦休みの日を提唱したリビング新聞の滑川恵理子編集長は、J-CASTニュースの取材に対して

「単に主婦が休める日というだけでなく、夫や子供が家事を代わりに行うことで、なかなか理解されにくい家事の価値が、改めて認識されるきっかけとなれば」

と話しています。

休むこと自体がゴールじゃなくて、家事の価値を家族全員で確認し合うきっかけにしたいという願いが込められているんですね。

世の中の反応、名ばかりの休日という声も

ここでは、記念日として広まる過程で寄せられたリアルな反応をお伝えします。

正直なところ、主婦休みの日は制定から10年以上経っていても、完全に定着したとは言い切れない面があります。

SNSや掲示板には

「こんな平日に休めるわけないじゃん。誰が代わりにやってくれるの」
「主婦休みの日に休めたら主婦してない」

といった、けっこう冷めた投稿も見られました。

「初めて聞いた」

という声も少なくなかったようです。

こういうリアルな反応こそ、この記念日が抱える課題をそのまま映し出しているなと感じます。

それに対して滑川編集長は

「主婦の祝日が常識になるよう、長期的な視野に立って取り組んでいきたい」

と話しており、一朝一夕には浸透しないという前提のもとで、地道な啓発活動が続けられてきたことがうかがえます。

まとめ

主婦休みの日について由来や歴史のポイントを整理しますね。

  • サンケイリビング新聞社が2009年に提唱し、日本記念日協会に登録された記念日
  • 1月25日、5月25日、9月25日の年3回、読者アンケートに基づいて日付が決定された
  • 年末年始やゴールデンウイーク、夏休みなど長期休暇の後に設定されているのが特徴
  • 対象は専業主婦だけでなく、家事を担当する主夫も含まれる
  • 内閣府の試算では家事労働の価値は年間304万1000円とされ、社会的な評価を見つめ直すきっかけにもなっている
  • 制定から10年以上経った現在も浸透には課題があるものの、少しずつ認知が広がっている

家事や育児に休みはないと言われがちですが、こういう記念日をきっかけに家族で家事の分担について話し合ってみるのもいいかもしれませんね。

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