シチューライスの日とは?由来や歴史を解説【毎月20日】

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この記事を読めば毎月20日「シチューライスの日」がいつ・誰が・なぜ制定したのかその由来と背景がまるごとわかります。

「シチューってごはんにかけていいの?」

と一度でも思ったことがある方、あるいはSNSで「わけかけ論争」を見かけたことがある方には、きっと刺さる話が詰まっています。

この記念日を調べるまでは「ただの食べ物記念日のひとつかな」くらいにしか思っていなかったんですが、実はけっこう深い背景があったんです。

目次

シチューライスの日とは

毎月20日は「シチューライスの日」。

ハウス食品株式会社が制定し、2019年(平成31年)に一般社団法人・日本記念日協会によって正式に認定・登録された食文化の記念日です。

日付の由来は語呂合わせ

日付の決め方がとにかくシンプルで個人的にはちょっと笑ってしまいました。

「5(ごはん)× 4(シチュー)= 20」という語呂合わせが由来です。

「ごはん」と「シチュー」をかけ合わせると20になるという発想ですね。毎月20日なので、年間12回も記念日が来ることになります。

何を目的にした記念日か

この記念日の目的、「シチューをごはんにかけて食べる」という新しい食べ方を広めること。

カレーライス、ハヤシライスに続く第3の「〇〇ライス」として、シチューライスを新カテゴリの食品として定着させたいというハウス食品の思いが込められています。

記念日制定の背景

なぜハウス食品はこの記念日を作ろうと思ったのでしょう?実はシチュー市場の「ある問題」が深く関係しているんです。

シチュー市場が抱えていた2011年問題

2000年代に入って間もないころ、BSE問題による牛肉価格の高騰でビーフシチューが打撃を受け、シチュー全体が長期的な減少傾向に入りました。

そして決定的だったのが2012年度に国内シチュー市場が小売ベース200億円の大台を割り込んだこと。ハウス食品内でこの流れを「2011年問題」と呼んでいたそうです。

背景にあったのは「シチューは物足りない」という声で、特に男性からの支持が弱かったとされています。

ごはんと合わせると満足感が出るのではという発想が生まれたのは、ある意味で自然な流れだったかもしれません。

消費者の声から生まれた商品化の経緯

2015年ごろから生活者との共同プロジェクトがスタートし、2016年には「シチューとごはん わける?かける?」というWeb投票企画も実施されました。

そして2017年に初めてのごはんにかける専用シチュー「シチューオンライス」として商品化が実現します。

記念日制定はそのさらに後。

2019年3月20日にハウス食品が東京・二子玉川でキッチンカーのオープニングセレモニーを開き、正式制定を発表しました。

商品開発から記念日制定までおよそ4年がかりで進んできたプロジェクト。

なかなか長い道のりだったんですね。

「わけかけ論争」という面白い視点

シチューライスを語るうえで避けて通れないのがこの「わけかけ論争」です。

実は「わける派」が圧倒的多数

2023年にハウス食品が10代〜60代の男女8,460人を対象に実施した全国調査によると、クリームシチューとごはんを「わけて食べる派」が68.0%、「かけて食べる派」が32.0%という結果でした。

ごはんと一緒に食べると回答したのは全体の66.4%でそのほとんどがわける派ということになります。

都道府県別で見ると、「わける派」1位は鳥取県、「かける派」1位は沖縄県。

なぜ沖縄が断トツのかける県なのか、正直ちょっと謎なんですけど食文化の地域差って面白いなと感じます。

「かける派」は若い世代に多い傾向

「かける派」は若い世代に多い傾向があるというデータも出ています。

ハウス食品が「シチューライス」という新文化を提案し始めたのが2017年以降なので若い世代ほどかける食べ方に抵抗が少ないのかもしれません。

ちなみに、ハウス食品が最初にシチュー製品を発売した1966年当時、「わける/かける」という論争になるとは想定していなかったとのこと。意外と言えば意外なエピソード。

シチューの歴史とごはん文化

せっかくなので、シチューそのものの歴史も少し触れておきます。

シチューの発祥と日本への伝来

シチュー(ラグー)の料理としての確立は16世紀後半から17世紀前半のフランスとされています。ただ、スープや煮込み料理との明確な区別がないため、正確な情報を掴むのは難しいとされています。

日本には明治期に伝わり、明治中頃にはレストランメニューとして普及。1904年(明治37年)には旧帝国海軍の食事として「煮込み」の名でシチュー・カレーが供されていたという記録もあります。

これはイギリス海軍との交流によるものとされています。

ごはんとシチューの相性、もともと計算されていた?

ハウス食品がシチューミクスを開発したのは約50年前のこと(記念日制定の2019年時点から換算すると1960年代)で、発売当初からごはんと一緒に食べることを意識した味の設計をしていたと言われています。

つまり「かける食べ方」は突然生まれたアイデアではなくある意味で発売当初から想定の範囲内だった。

と言えなくもないというか、なかなか面白い話だなと思います。

シチューオンライスという専用商品

「シチューライスの日」を盛り上げるために生まれた専用商品についても見ておきましょう。

ごはんにかける専用に設計されたソース

ハウス食品の「シチューオンライス」シリーズは濃厚なうまみとしっかりとしたとろみがごはんによく合うように設計された、シチューライス専用ソースです。

普通のクリームシチューをそのままかけるより、ごはんに絡みやすい設計になっています。

2017年の初発売後、2023年にはフレッシュアップされた新バージョンが2月10日から全国で順次発売されています。

「鶏肉のクリーム煮(チキンフリカッセ風)ソース」や「カレークリームソース」などのラインナップが展開されています。

まとめ

  • シチューライスの日は毎月20日。ハウス食品が制定し、2019年に日本記念日協会が認定
  • 日付の由来は「ごはん(5)× シチュー(4)= 20」という語呂合わせ
  • 制定の背景にはシチュー市場の長期低迷があり、ごはんとの相性に着目した新提案として生まれた
  • カレーライス・ハヤシライスに続く第3の「〇〇ライス」という位置づけ
  • ハウス食品の調査(2023年)では「わける派」68.0%、「かける派」32.0%とまだまだわける派が多数
  • 専用商品「シチューオンライス」は2017年発売スタート、現在もシリーズ展開中

記念日ひとつとっても市場データや消費者インサイト、食文化の歴史が絡み合っているんですよね。

毎月20日にシチューライスを試してみるとこの記念日の意味がより実感できるかもしれません😊

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