スターリングシルバーの日とは?由来や歴史を解説【9月25日】

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9月25日は「スターリングシルバーの日」なんですよね。

この記事を読めばスターリングシルバーの日がいつ誰によって制定されたのか、日付の由来、そしてスターリングシルバーそのものの歴史や特徴まで、まるっと理解できると思います。

アクセサリーの刻印で「925」とか「SV925」って見たことありませんか?意外とその意味を知らずに身につけている人、けっこう多い気がするんです。

なんとなく気になってはいたけど、詳しく調べたことはなかった。

そんな方にこそ読んでほしい内容にまとめてみました。

目次

スターリングシルバーの日はいつ?基本情報を整理

ここではスターリングシルバーの日の日付や制定団体など、基本の情報をまず押さえていきます。

記念日の日付は9月25日

スターリングシルバーの日は毎年9月25日に定められている記念日です。

この日付は季節の行事や語呂合わせのようなものではなく、あとで詳しく触れますが、素材そのものの純度に由来しているのが特徴なんですね。

カレンダーアプリの記念日欄で見かけて「これ何だろう」と思った方も案外いるんじゃないでしょうか。

制定したのは銀製品専門店「宮本商行」

この記念日を制定したのは、東京都中央区銀座に本社を置く株式会社宮本商行です。

1880年、明治13年創業という長い歴史を持つ、日本で最初の銀製品専門店とされています。

もともとは外国人向けの煙草入れや象嵌の額などの販売から事業をスタートし、そこから徐々に扱う銀製品の幅を広げていった会社なんだそうです。

宮内庁御用達として皇室向けの品も手がけてきたとのことで、銀座という土地柄も含めて日本の銀製品文化を支えてきた老舗と言えそうですね。

2019年に日本記念日協会が認定・登録

この記念日、実は2019年に一般社団法人日本記念日協会によって正式に認定・登録されているんです。

日本記念日協会は企業や団体が制定した記念日を審査したうえで登録する組織で、ここに登録されているということは、ある程度公式な形で認められた記念日ということになりますね。

個人ブログや口コミサイトだけで広まった非公式な話ではなく、きちんとした手続きを経て生まれた記念日だという点は地味に大事なポイントかなと思います。

日付の由来はどこから来ている?

ここを読むとなぜ数ある日付の中から9月25日が選ばれたのか、その理由がすっきり分かります。

純度「925」から生まれた9月25日

日付の由来はスターリングシルバーの純度を示す「1000分の925」という数字にあります。

銀の含有率が92.5パーセントであることを示すこの「925」という数字を、そのまま9月25日という日付に当てはめたわけですね。

数字の語呂合わせというより、素材の規格そのものを日付にしてしまうという発想が、けっこう潔いなと個人的には感じました。

宝飾業界だとこういう「規格=記念日」みたいな制定の仕方は珍しくないのかもしれません。

なぜ92.5パーセントなのか

そもそもスターリングシルバーは、92.5パーセントが銀、残り7.5パーセントが銅などの金属で構成された合金です。

純度100パーセントに近い銀、いわゆる純銀は柔らかすぎて加工や形状の維持が難しいため、強度を高める目的で銅などの「割り金」を加えているんですね。

この割り金があることで銀本来の光沢を保ちながらも、アクセサリーや食器として実用に耐える硬さが生まれるわけです。

ちなみに割り金が7.5パーセントを超えてしまうと、スターリングシルバーとは呼べなくなるという明確な線引きがあるようです。

スターリングシルバーという言葉自体の歴史

ここでは日本の記念日から少し視野を広げて、スターリングシルバーという名称そのものがどこから来たのかを掘り下げます。

イギリスの通貨制度に由来する言葉

スターリングという言葉の起源は実はイギリスの通貨制度にまでさかのぼるんです。

イギリスの通貨ポンドの正式名称は「pound sterling」と呼ばれていて、この「スターリング」という呼び方自体、中世のイギリス貨幣制度から続いているものなんですね。

ブリタニカ百科事典によるとアングロサクソン時代、1ポンド分の重さの銀を240枚のペニー硬貨に鋳造していて、そのペニーの材料が925対75、つまり銀92.5パーセントの合金だったとされています。

この規格がのちの「スターリング」の基準になっていったというわけです。

語源には複数の説がある

言葉の起源については正直なところ諸説あってはっきりしない部分も多いようです。

もっとも広く知られているのは、12世紀ごろにドイツ東部の商人団体「イースタリング」が、イギリスから牛を買う際に高純度の銀貨で支払っていて、その銀貨の呼び名が広まるうちに略されて「スターリング」になったという説です。

一方でブリタニカは星の模様が刻まれたノルマン時代のペニー硬貨にちなむ古英語「steorling」を語源とする説のほうが、より説得力があるという立場も紹介しています。

どちらが正しいと断定するのは自分には難しいんですが、少なくとも中世ヨーロッパの貨幣文化に根を持つ言葉であることは確かそうですね。

1300年に法定の純度基準となった

イギリスでは1300年代、エドワード1世の時代に、銀製品としての925純度が正式な法定基準として定められたとされています。

それ以降、加工品として作られる銀製品は、指定の検定所でテストを受けて純度を証明する刻印を打たれてから初めて販売できるという仕組みが整えられたそうです。

1920年ごろまで、イギリスの銀貨自体もこの925スターリング材で鋳造され続けていたとのことで、通貨の信頼性を担保する仕組みとして機能していたことがうかがえます。

「スターリング」という言葉に「本物の」「信頼できる」という意味が込められているのは、こうした法定純度としての歴史的な背景があるからなんですね。

スターリングシルバーの特徴と魅力

ここでは記念日の主役でもあるスターリングシルバーそのものの性質について、純銀との違いを中心に見ていきます。

純銀との違いは強度と扱いやすさ

純銀は銀の含有率が99.9パーセント以上の、いわば銀そのものに近い素材です。

美しい白色の輝きを持つ一方で非常に柔らかいため、細かい加工や複雑な形状の維持が難しいという弱点があります。

それに対してスターリングシルバーは銅などの割り金を加えることで硬度を高めていて、傷つきにくく、ジュエリーやカトラリーはもちろん、サックスやフルートといった管楽器にまで使われているんだそうです。

実用性を重視した合金だからこそ、日常使いの製品に広く採用されているんでしょうね。

経年変化も楽しめる素材

スターリングシルバーには肌なじみの良さや、時が経つにつれて味わいが深まっていくという魅力もあるとされています。

純銀に比べると硫化による変色も起きにくい傾向があるようで、宝飾品として長く愛用しやすい素材だと言えそうです。

銅を含むことで生まれる、純銀とはひと味違う落ち着いた光沢感がアンティークの銀製品ならではの独特な美しさにつながっているのかなと感じます。

個人的には新品のピカピカした輝きよりも、少し使い込んだスターリングシルバーの色合いのほうが好みだったりします。

刻印表記のバリエーション

お店でシルバーアクセサリーを見ていると、「SV925」「S925」「925」といった刻印を見かけることがあると思います。

これらはすべてスターリングシルバーを示す表記で、銀の純度が925、つまり92.5パーセントであることを保証するものなんですね。

純銀の場合は「SV1000」や「サラ」と呼ばれることもあり、こちらは純度がほぼ100パーセントであることを示しています。

刻印の意味を知っているだけで、お店での買い物のときに素材への理解がぐっと深まる気がしますよ。

この記念日から考える銀製品との付き合い方

ここではスターリングシルバーの日をきっかけに、実際の銀製品との向き合い方について考えてみます。

老舗が発信する背景にある思い

宮本商行がこの記念日に込めたのはスターリングシルバーの魅力をより多くの人に親しんでもらいたいという願いだとされています。

140年以上にわたって銀製品を扱い続けてきた老舗だからこそ、素材そのものの奥深さを伝えたいという気持ちが強いのかもしれません。

あくまで自分の見立てですが日常づかいの雑貨として消費されがちな銀製品に対して、もう一度「素材としての価値」に目を向けてほしいという狙いがあったのではないかなと思っています。

9月25日をきっかけにできること

9月25日は手持ちのシルバーアクセサリーやカトラリーの刻印を、あらためて確認してみるのにちょうどいいタイミングかもしれませんね。

925という数字が刻まれていたら、それはスターリングシルバーである証拠です。

この日をきっかけにお手入れの仕方を見直してみたり、次に買う銀製品の素材にこだわってみたりするのも、記念日らしい過ごし方の一つじゃないかなと思います。

まとめ

スターリングシルバーの日についてポイントを整理しておきますね。

  • スターリングシルバーの日は毎年9月25日、1880年創業の老舗銀製品専門店・株式会社宮本商行が制定した記念日
  • 2019年に日本記念日協会が正式に認定・登録している
  • 日付の由来は、スターリングシルバーの純度「1000分の925」の数字から
  • スターリングシルバーは銀92.5パーセントに銅などの割り金7.5パーセントを加えた合金で、純銀より強度が高く加工しやすい
  • 「スターリング」という言葉自体、中世イギリスの貨幣制度にルーツを持つとされ、語源には複数の説がある

数字ひとつから生まれた記念日だと知るとなんだか少し愛着が湧きませんか。この機会にご自身の銀製品をあらためて眺めてみるのも良さそうです。

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