発泡スチロールの日とは?由来や歴史を解説【7月第3月曜日】

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発泡スチロールの日は毎年海の日と同じ7月第3月曜日に定められている記念日です。

この記事を読めば発泡スチロールの日が制定された由来や歴史、そして意外と知られていない発泡スチロールそのものの成り立ちまでまるごとわかりますよ。

普段何気なく使っている白い箱に、こんな背景があったんだと知ったらちょっと驚くかもしれません。

目次

発泡スチロールの日とは何か

発泡スチロールの日がどんな記念日なのか、基本情報をざっくりお伝えしますね。

制定した団体と日付の決め方

発泡スチロールの日は東京都千代田区に事務所を置く発泡スチロール協会(JEPSA)が2001年に制定した記念日です。

日付を海の日と同じ7月第3月曜日に定めたのは発泡スチロールが日本の食生活を支える魚介類の運搬容器として活躍していることに由来していて、海の恵みと発泡スチロールの結びつきをアピールする狙いがあったみたいです。

ちなみに海の日自体も1996年に制定された比較的新しい国民の祝日で当初は7月20日固定だったんですが、2003年からハッピーマンデー制度によって7月第3月曜日に変わりました。

だからこそ発泡スチロールの日も海の日に合わせて毎年日付が動く仕組みになっているんですよね。

日本記念日協会への登録

2005年、発泡スチロールの日は5周年を迎え、このタイミングで一般社団法人日本記念日協会に登録申請が行われて正式に認定されました。

個人的には制定から5年経ってあらためて公的な記念日として登録するという流れが、けっこう丁寧だなと感じました。

制定してすぐ登録するケースも多い中、実績を積んでから申請したあたり、発泡スチロール協会の慎重さが表れている気がします。

発泡スチロールの日が制定された由来

ここではなぜこの記念日が作られたのか、その目的や背景を掘っていきますね。

旬の魚介と食文化を支える存在

発泡スチロールの日が作られた一番の理由は旬の魚介類を生かした日本の食文化を支えるためだと言われています。

発泡スチロール製の魚箱は保冷性がとても高くて鮮魚と海水、氷を一緒に入れてそのまま消費地へ運べるという画期的な方法を実現しました。

木箱だった時代と比べると「軽くて丈夫」「水を通さない」という特性のおかげで需要が急拡大したそうで、この流通革命があったからこそ、今のスーパーで新鮮な魚が手に入るとも言えそうです。

発泡スチロールの正しい理解を広める目的

もう一つの目的として白くて軽く、しかも原料が少なくて済む省資源の素材である発泡スチロールの特性を、多くの人に正しく知ってもらうことが挙げられます。

実は発泡スチロール協会は、正しい理解の普及や啓蒙に加えて発泡スチロールの再資源化活動の維持と推進も主な事業にしているんです。

ゴミとして捨てられがちなイメージがある発泡スチロールですが、リサイクルの仕組みがしっかり整えられている点は、あまり知られていないんじゃないでしょうか。

JEPSAの具体的なPR活動

発泡スチロール協会では発泡スチロールの日にあわせて毎年全国各地でJEPSA会員が一丸となり、地域密着型のPR活動や啓蒙活動を行ってきたそうです。

2013年には発泡スチロール芸人として活動する「できたくん」を発泡スチロール大使に任命していて、発泡スチロールの板を使った似顔絵の切り絵パフォーマンスでイベントを盛り上げているみたいです。

さらに2008年からは地球温暖化の影響で絶滅の危機にあるシロクマへ新鮮な魚を発泡スチロール容器に入れてプレゼントする活動もしていて、地球温暖化対策とシロクマ保護のメッセージを発信し続けているんだそうです。

こういう活動、ちょっとユニークで印象深かったです。

発泡スチロールそのものの歴史

記念日の由来がわかったところで今度は発泡スチロールという素材自体がどんな歴史を歩んできたのか見ていきましょう。

ドイツでの発明から日本への輸入まで

発泡スチロールは1950年にドイツのBASF社によって発明された素材です。

発明者はDr.スタスニーとDr.ゲートという二人の研究者で、ポリスチレン樹脂に発泡剤を添加して加熱膨張させる技術を開発し、ドイツ特許(No.845,264)として登録されています。

日本への輸入が始まったのは1954年で当初はコルクの代替品として冷蔵庫や冷凍庫の断熱材として使われていました。

日本国内での生産は1959年から始まったとされていて、資料によっては1962年頃という記載もありますね。

南極観測での活躍と国内生産の広がり

意外な事実として1957年に建設された南極の昭和基地では、越冬用建屋の断熱材として発泡スチロールが採用されていたそうです。

この過酷な環境での実績が評価されたことで、発泡スチロールは性能の良い断熱材として国内でも広く利用されるようになったと言われています。

1959年に日本国内での生産が始まったあと、包装材としての採用も本格化していったみたいです。

鮮魚箱としての発泡スチロール

1966年頃から丸干しやアジの開きといった加工用の魚箱として発泡スチロールが開発され、一つの市場が形成されました。

それまで木箱が主流だった鮮魚箱ですが木材価格の高騰や流通手段の変化を背景に、1967年頃からカツオやイワシなどの鮮魚箱として穴あき発泡スチロール魚箱が使われるようになったんです。

その後、蓋付きの魚箱も開発されて保冷性と鮮度保持の両方を実現する画期的な輸送方法として定着していきました。

出荷量の変化から見える近年の傾向

発泡スチロールの原料出荷量は1991年に約237,000トンとピークを迎えたものの、環境問題への懸念や代替素材の登場によって、その後は減少傾向にあると言われています。

2023年度の出荷量は約110,000トンまで落ち込んでいて、ピーク時の半分以下になっているそうです。

ここは正直、あくまで公開されているデータをもとにした話なので細かい業界事情までは詳しく分からない部分もあるんですが環境意識の高まりが素材選びに影響しているのは間違いなさそうですね。

まとめ

以下、記事の要点をまとめておきます。

  • 発泡スチロールの日は2001年に発泡スチロール協会が制定し、海の日と同じ7月第3月曜日に定められている
  • 2005年に日本記念日協会へ登録され、正式な記念日として認定された
  • 旬の魚介類を運ぶ食文化を支え、発泡スチロールの正しい理解と再資源化を広めることが目的
  • JEPSAは発泡スチロール大使の任命やシロクマへの魚のプレゼントなど独自のPR活動を続けている
  • 発泡スチロールは1950年にドイツで発明され、日本には1954年に輸入、1959年から国産化された
  • 南極の昭和基地の断熱材や鮮魚箱への活用を経て日本の生活に深く根づいた素材になった
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