この記事を読めば10月11日の「とってもいい朝食の日」が誰によって、どんな思いで作られたのかがわかります。
あわせて、日本の朝ごはんの歴史や朝食を取り巻く最近の数字、今日からできる朝の整え方まで押さえられます。
「朝ごはん、つい抜いちゃうんだよね」
「子どもの朝食、毎日ばたばたで申し訳ない気持ちになる」
と思ったことはありませんか?私もまさにそのタイプでした。
この記事はそんな朝の小さなもやもやに寄り添いたくて書いています。
とってもいい朝食の日の基本情報
ここでは記念日の名前の意味や制定した企業、認定の経緯をまとめます。ここを読むと、まず押さえておきたい基本の情報がすっきり整理できます。
10月11日が選ばれた理由
日付の由来は語呂合わせです。
「と(10)ってもいい(11)朝食」と読めることから10月11日になりました。
とてもシンプルな成り立ちですよね。
ただ、声に出して読むとリズムが良くて一度聞くと忘れにくいなと感じました。
制定したのは雪印メグミルク
制定したのは総合乳業メーカーの雪印メグミルク株式会社です。
「6Pチーズ」などの商品でおなじみの会社ですね。
2024年に一般社団法人・日本記念日協会が認定し、登録されました。
2024年10月7日には、東京都内で「6Pチーズからはじめる朝の新習慣」という発表会が開かれています。

込められた3つの願い
記念日にはいくつかの願いが込められています。
ひとつは子どもたちに朝食を積極的に食べてほしいということ。
ふたつめは手軽に栄養を取ってほしいということ。
みっつめは朝食を通して親子の会話が増えてほしいということです。
目的は、忙しい子育て世代の朝食を応援することです。「朝ごはんを食べよう」と呼びかけるだけの日ではありません。
作る側の負担に目を向けているのがこの記念日の特徴だと思います。
由来の背景にある子育て世代の朝食事情
記念日が生まれた背景には子育て家庭の朝のリアルがあります。ここでは具体的な調査の数字から、その実情を見ていきます。
8割近くが「負担」と感じている
雪印メグミルクが2024年8月に実施したインターネット調査があります。
対象は3歳から小学校低学年の子を持つ母親800名です。
その結果、平日の子育て朝食を負担に感じている人は78.9%でした。
負担の理由で最も多かったのは「忙しく準備する時間が十分にない」で、45.5%でした。
2位は「子どもが朝食を食べるのに時間がかかる」で43.1%です。
3位は「子どもが集中して食べてくれない」で41.4%でした。
上位に子どもの食べ方の悩みが並んでいるのが印象的でした。作る大変さだけでなく、食べてもらう大変さもあるんですね。

品数とメニューの悩み
「満足のいく品数を用意することが難しい」と答えた人は、約9割(89.3%)にのぼります。
朝食が「パンだけ」の日が週2日以上ある家庭も、約6割(59.5%)でした。
さらに、バランスのよい朝食を意識して実行できていない人が、4割以上いたそうです。
ここからは私の見立てです。
理想の朝ごはんと現実のあいだにギャップがあって、そこに罪悪感を抱いている人は多いのかもしれません。
この記念日が「完璧じゃなくていい」と背中を押す日になったらいいなと個人的には思っています。
「いい朝食」の基準を下げてみる
あくまで私の考えですが、「とってもいい朝食」は豪華である必要はないと思っています。
パンだけの日があっても、そこにチーズやヨーグルトを一品足せばぐっと整います。
雪印メグミルクの調査資料には「出すだけ朝食メニュー」の紹介もあります。
調理より「出すだけ」を重視する発想は忙しい朝にとても現実的です。
日本の朝食の歴史をたどる
朝ごはんの習慣は、時代とともに少しずつ形を変えてきました。
ここを読むと、「1日3食」の習慣がどう広まったのかという大まかな流れがつかめます。
江戸時代に広まった1日3食
日本では江戸時代に1日3食の習慣が定着したといわれています。
きっかけとして挙げられるのが行灯に使う菜種油の普及です。
夜の活動が増えたことで、朝からお腹が空くようになり、1日2食から3食へ変わったという説明があります。
ただ、これは「いわれている」という段階の話です。
時代や地域、身分によって食事の回数には差があったと考えられます。
細かく検証したわけではないので「そういう説がある」くらいで受け止めるのがよさそうです。
明治から大正は洋食の広がり
明治から大正にかけては和食に加えて洋食も取り入れられるようになりました。
パンやミルクが朝の食卓に少しずつ登場した時期ですね。
雪印メグミルクのような乳製品メーカーが「朝食」を語る理由も、こう考えると腑に落ちます。
乳製品は、洋風の朝ごはんと相性がいいからです。
現代は時短が主役
現代の朝食はシリアルやヨーグルトのように、洗い物が少なく時短でできるメニューが支持されています。
朝の時間がなかなか取れない暮らしぶりがそのまま食卓に出ているのかもしれません。
朝食欠食の現状を数字で見る
「朝ごはんを食べない人」は実際どれくらいいるのでしょうか。ここでは公的な調査や企業の調査から、世代別の傾向を整理します。
20代の欠食率は高め
平成28年の国民健康・栄養調査によると、20代の朝食欠食率は男性が37.4%、女性が23.1%です。
男女とも年代別で最も高くなっています。
もう少し前の平成24年の調査でも、男女ともに20から29歳が最も高い結果でした。
男性は29.5%、女性は22.1%です。
調査年が違うので、単純には比べられません。
ただ、20代が朝食を抜きやすいという傾向はどちらの調査にも共通しています。
参考:https://lab-navi.azabu-u.ac.jp/lf-06/644a8aec54d0a8d4351721b3b81093f3_1.pdf
一人暮らしの現役世代は特に高い
カルビーが実施した全国1万人の朝食実態調査ではライフコース別の結果が出ています。
独身で一人暮らしの現役世代(59歳まで)の朝食欠食率が45%と最も高い数字でした。
この調査では週6日以上食べる人以外を「欠食あり」と定義しています。
子どもがいる世帯では欠食率が下がる一方で、朝食の準備も食べる時間も余裕がないという傾向が出ています。
欠食と健康のつながり
麻布大学の資料では朝食を抜くことで肥満などにつながると触れられています。
ただ、個人差はあります。
体調や生活リズムの整え方は人それぞれなので気になる方はかかりつけ医や管理栄養士に相談してみてください。
企業が広げる記念日の楽しみ方
記念日は企業のイベントを通じて少しずつ身近になっています。ここでは2026年の具体例を紹介します。
京橋エドグランでのイベント
株式会社明治屋は、026年10月9日(金)に京橋エドグラン1階の京橋中央ひろばで、「果実実感ジャム」を使ったヨーグルトスムージーの提供イベントを開催しました。
合言葉は「’果実実感ジャム’でいい1日のスタートを」で、昨年に続く開催です。
ジャムをパンに塗る以外の楽しみ方を知ってもらうイベントでした。同じ食材でも、使い方を少し変えるだけで朝の気分が変わりますよね。

記念日が広がる意味
雪印メグミルクが制定した記念日に別の企業も自社商品で参加しています。
「朝食」というテーマが、特定の会社だけのものではなく、広く共有され始めている証拠かもしれません。
今日からできる「とってもいい朝食」の作り方
最後に記念日をきっかけに試せる具体的なアイデアをまとめます。ここを読むと明日の朝すぐ実践できるヒントが見つかります。
一品足すだけ作戦
パンだけの日はチーズやヨーグルト、果物を一品足してみましょう。
忙しい朝でも、「出すだけ」ならほとんど手間がかかりません。
親子で一言交わす
記念日の願いのひとつは親子の会話が増えることでした。
「今日はどれ食べたい?」と聞くだけでも十分です。
一人暮らしの方なら、自分に「今日の朝ごはん、どうする?」と問いかけるのもありだと思います。
少しずつ習慣にする
20代の欠食率が高いことを考えるといきなり毎日は大変です。
まず週に1回、バナナ1本でもいいので続けやすい形から始めてみてください。
まとめ
- 10月11日は「と(10)ってもいい(11)朝食」の語呂合わせで、雪印メグミルクが制定した記念日です。
- 2024年に日本記念日協会が認定、登録しました。
- 目的は忙しい子育て世代の朝食を応援することです。
- 調査では子育て中の母親の78.9%が平日の朝食づくりを負担に感じています。
- 日本の朝食は江戸時代の3食化、明治以降の洋食の広がり、現代の時短志向へと変わってきたといわれています。
- 20代や一人暮らしの現役世代は、朝食を抜きやすい傾向があります。
- 完璧を目指さず、一品足すところから始めるのがおすすめです。
10月11日は自分や家族の朝ごはんを少しだけ見直す日にしてみませんか?🍞
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