この記事を読めばVSOP運動の日の意味や由来、歴史とその背景にある考え方がまるごとわかります。
「VSOP運動の日って聞いたことあるけど、何する日なの?」
って思っている方、けっこう多いんじゃないでしょうか。
実はこれ、ちょっと珍しい成り立ちの記念日でクラウドファンディングによって市民と企業が一緒に制定したという経緯があるんです。
企業の社会貢献に興味がある方にも地域活動に関わっている方にも、知っておいて損はない内容だと思っています。
VSOP運動の日の基本情報
毎月第2土曜日は「VSOP運動の日」です。
この記念日は公益社団法人・日本青年会議所の経世済民会議が制定したもので企業や商店が本業を通じて地域社会へ貢献するという「VSOP運動」を、より多くの人に知ってもらうことを目的として作られました。
VSOPってどういう意味?
VSOPとは「Volunteer Service One day Project」の頭文字をつなげた略称で、日本語にすると「一日社会貢献活動」という意味になります。
お酒のブランド名みたいで最初はちょっとびっくりしませんか?
でも、意味を知るとすごく腑に落ちるんですよね。
「一日だけでいい、本業の強みを使って地域に何かしよう」
という、肩の力が抜けたメッセージが込められているわけです。
誰が制定したの?
制定したのは公益社団法人・日本青年会議所の経世済民会議。
議長を務めていた光田侑司氏が中心となってプロジェクトを推進しました。
日本青年会議所(JC)は全国に支部を持つ、若手経営者や社会人が集まる団体で、地域活性化や社会課題への取り組みを長年行っている組織です。
VSOP運動自体は2016年頃から各地で展開されていて記念日制定はその活動をさらに広げるための一手として動き出したものなんです。
なぜ毎月第2土曜日なの?由来を解説
クラウドファンディングがスタートした縁
この記念日が「毎月第2土曜日」に定められた理由には2017年3月1日にクラウドファンディングサイト「Readyfor」でプロジェクトがスタートしたことが関係しています。
月に一度、継続的に社会貢献に取り組めるようにという思いから、毎月の第2土曜日という設定になりました。
市民48人の支援で実現した記念日
このプロジェクトは寄付型クラウドファンディングで実施され、目標金額57万円に対して57万4,000円の寄付が48人から集まり、見事に達成されました。
記念日がクラウドファンディングで制定されるというのは、当時としてもかなりめずらしいケースだったと思います。
企業が一方的に作るのではなく、共感した人たちが資金を出し合って記念日を作るというのはある意味でVSOP運動そのものの精神を体現しているようで、個人的にはすごく印象深かったです。
参考:全国企業を応援!本業を通した社会貢献で目に見えない資本の蓄積
日本記念日協会への登録と現在の状況
2017年(平成29年)に一般社団法人・日本記念日協会により正式に認定・登録されました。
ただ、2023年11月時点では同協会の認定記念日として確認できない状態になっているとも報告されていて、登録が終了した可能性があります。
この点は憶測になるんですが記念日の登録終了と活動自体の終了は必ずしもイコールではないので、VSOP運動そのものは各地で続いているものと思われます。
VSOP運動ってどんな活動?
「本業を活かす」という発想
VSOP運動のユニークな点は「無理してボランティアをするのではなく、自分の本業の強みを使って地域に貢献する」という発想にあります。
たとえばこんな事例が紹介されています。
- ゴルフレッスンをしている人が無料体験レッスンを実施したことで新規のお客さんが増えた
- ホテルが赤ちゃんのおむつ替えスペースとして部屋を解放したら、近隣飲食店への集客にもつながった
- 製造業の会社が子どもたちをモノづくり体験に招待した
こういった活動を月に一度、定期的に続けることが大事で一回きりのイベントとは違う方法なんですよね。
「目に見えない資本」という考え方
VSOP運動が目指しているのは地域貢献を通じて評判や信頼、人間関係や文化、知識といった「目に見えない資本」を企業が積み上げていくことです。
これ、要するに「CSR(企業の社会的責任)の小さくて続けやすいバージョン」という感じでしょうか。
大手企業が多額の予算を使って社会貢献するのとは違って個人事業主や小さな商店でも参加できる設計になっているのが、この運動の特徴だと感じています。
社会に貢献することで企業そのものへの信頼が高まり、その信頼がやがて売上や雇用という形で地域経済に還元されていく。
そういうポジティブな循環を生み出すことが、この運動の本当のゴールなんだと思います。
公益資本主義との関係
日本青年会議所が掲げる考え方
VSOP運動は日本青年会議所が推進する「公益資本主義」という経済思想と深く結びついています。
公益資本主義とは、利益の追求だけでなく、社会や地域への貢献を企業活動の軸に置くという考え方です。
「利益を出すことと、地域の役に立つことは両立できる」
これが、世済民会議のスタンスなんですよね。
実際、VSOP運動に取り組んだ企業が社員の満足度や誇りの高まりを感じたという声も報告されていて社内的なメリットも意外と大きいようです。
全国への広がり
VSOP運動は静岡や日立、北名古屋、大阪など全国各地の青年会議所が独自に推進事業を展開していて、今では地方企業や商工会にも活動が呼びかけられるケースが増えています。
記念日はその活動に「ひとつの基準点」を与える役割を果たしているとも言えるでしょう。
まとめ
- VSOP運動の日は毎月第2土曜日に設定されている記念日
- VSOPは「Volunteer Service One day Project」の略で、一日社会貢献活動を意味する
- 公益社団法人・日本青年会議所の経世済民会議が制定し、2017年にクラウドファンディングで達成・日本記念日協会に登録された
- 第2土曜日という日付はReadyforでのプロジェクト開始を起点に、月一回継続できるようにという意図から決まった
- 企業が本業を活かして社会貢献し、「目に見えない資本」を積み上げるのがこの運動のコアにある考え方
- 全国各地の青年会議所が推進していて小さな商店や個人事業主でも参加できる設計になっている
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