ウィルキンソンの日はあの真っ赤なパッケージでおなじみの炭酸水「ウィルキンソンタンサン」の創始者ジョン・クリフォード・ウィルキンソン氏の誕生日にちなんでアサヒ飲料が制定した記念日で毎年7月15日にあたります。
今回はこの日の由来や歴史、そしてあまり知られていない裏話までじっくり掘り下げてお伝えしていきますね。
ウィルキンソンの日とは何なのか
まずはこの記念日がどういうものなのか基本的な部分から整理していきますね。
制定した企業と目的
ウィルキンソンの日は東京都墨田区に本社を置くアサヒ飲料株式会社が制定した記念日です。
三ツ矢サイダーやカルピスといった有名ブランドを展開する同社が、120年を超える伝統を持つ「ウィルキンソンタンサン」をさらに多くの人に知ってもらいたいという思いから制定したそうです。
個人的にはこういう老舗ブランドが自分たちの歴史を改めて発信していく姿勢って、なんかいいなと思っちゃいます。
記念日として認定された時期
この記念日は2024年に一般社団法人日本記念日協会によって認定・登録されました。
ちょうど「ウィルキンソンタンサン」の発売から120周年というタイミングだったので周年イベントの一環として制定されたみたいですね。
ですから、実はまだ歴史の浅い、比較的新しい記念日なんです。
意外と最近できたばかりだったんだなと、調べていて少し驚きました。
日付の由来
7月15日という日付はソーダというよりは通称「タンサン」の生みの親であるジョン・クリフォード・ウィルキンソン氏の誕生日、1852年7月15日にちなんでいます。
しかも夏場は炭酸水の需要がぐっと高まる時期でもあるので飲用喚起にもちょうどいいタイミングだったのでしょう。
誕生日と需要期がぴったり重なったのは、ある意味運がよかったのかもしれませんね。
ウィルキンソン氏と炭酸水発見の歴史
ここからは記念日の主役であるウィルキンソン氏本人と、炭酸水誕生までの流れを見ていきましょう。
兵庫県宝塚での炭酸鉱泉発見
イギリス生まれの実業家だったジョン・クリフォード・ウィルキンソン氏は、1889年頃に兵庫県宝塚を訪れた際、狩猟中に炭酸鉱泉を偶然発見したとされています。
この鉱泉水をロンドンの試験場に送って分析してもらったところ、世界的にみても食卓用として優れた鉱泉だと判明したんですね。
狩りに来て炭酸水を見つけちゃうって、なんだかすごい巡り合わせですよね。
「タンサン」と「仁王水」という名前の誕生
ウィルキンソン氏は最初、この鉱泉水を瓶詰めにして「仁王水(NIWO)」という名前の薬効水として販売を始めました。
ちなみに「タンサン」という呼び名自体もウィルキンソン氏本人が英国領事と相談して決めたもので、これが現代でも広く使われる言葉になっているというのはけっこう興味深い事実だと思います。
今では当たり前に使っている「タンサン」という言葉に、こんな由来があったなんて知らなかった人も多いんじゃないでしょうか。
宝塚から世界27カ国へ
1890年頃に資材や設備をイギリスから取り寄せて瓶詰め生産を開始し、「TAKARADZUKA MINERAL WATER」として発売されました。
その後1904年には工場を現在の兵庫県西宮市塩瀬町生瀬に移して「ウヰルキンソンタンサン」と名付け、国内はもちろん海外27カ国にまで販路を広げていったそうです。
宝塚の山中で見つかった一本の鉱泉が世界中に届くようになったというのは、なんとも壮大なストーリーですよね。
記念日にまつわる地域の取り組み
記念日制定の裏では発祥の地である宝塚市とアサヒ飲料の連携も進んでいます。ここでは地域とのつながりについてお話ししますね。
宝塚市との協定とセレモニー
2024年7月にはウィルキンソン氏の誕生日である7月15日を「ウィルキンソンの日」に制定したことを記念して、宝塚市とアサヒ飲料の間でセレモニーが行われました。
宝塚市制70周年とブランド誕生120周年が重なった記念すべき年でもあったので、アサヒ飲料から宝塚市へ、タンサンが発見された当時の街並みを再現したジオラマが贈呈されたとのことです。
地元の人にとってはきっと自分たちの街の歴史が改めて認められたような、嬉しい出来事だったんじゃないかなと思います。

イベントの様子
セレモニーの会場には巨大なペットボトル型のカプセルが設置されて、冷却ガスが噴射される体験企画もあったようです。
実際に体験した参加者からは「炭酸に入っているみたいで面白く写真が撮れて記念になった」といった感想が寄せられていて、なかなか話題を呼んだイベントだったようですね。
ウィルキンソン発祥の地は宝塚市
意外と知られていないポイントとして、宝塚市がウィルキンソンの発祥地であるという事実をもう少し詳しく見ていきますね。
宝塚市とタンサンの深い関係
宝塚といえば宝塚歌劇団のイメージが強いかもしれませんが、実は温泉地として名を知られていたこの地で、世界の名鉱泉に並ぶ良質な天然炭酸鉱泉が発見されたのが「ウィルキンソンタンサン」のご先祖なんです。
地元では今でもこの炭酸水が自分たちの街発祥だと知らない人もそこそこいるみたいで、実はまだあまり浸透していない事実なのかもしれません。
あくまで推測ですが宝塚歌劇団の知名度に比べると、この炭酸水発祥のエピソードはまだ隠れた魅力みたいな位置づけなのかもと感じます。
120周年を機にした新商品展開
ブランド120周年を記念して、「ウィルキンソンタンサンシトラスビター」という新商品も発売されました。
食事との相性を追求した開発だったそうで、単なる炭酸水というだけでなく、味わいの幅を広げる工夫がされているのが印象的でした。
まとめ
ウィルキンソンの日について由来から歴史まで振り返ってみました。
- ウィルキンソンの日は7月15日でアサヒ飲料株式会社が2024年に制定した記念日
- 日付はウィルキンソンタンサンの創始者ジョン・クリフォード・ウィルキンソン氏の誕生日にちなむ
- 1889年頃に兵庫県宝塚で炭酸鉱泉が発見されたのが始まり
- 最初は「仁王水」という名前で販売され、後に「タンサン」という呼び名が定着した
- 2024年には宝塚市とアサヒ飲料が連携したセレモニーも開催された
こうして調べてみると身近な炭酸水にもこんなに奥深い歴史があったんだなと感じました。次に炭酸水を飲むときは、ちょっとこの由来を思い出してみるのも楽しいかもしれませんね。

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