9月18日は世界竹の日という記念日なんですが、この記事を読めば由来や成立の経緯、そして世界各地でどんな取り組みが行われているのかがまるっと分かります。
「竹の日って毎年あるけど世界版もあるの?」
「由来を知って誰かに話したい」
なんて思っている方に向けて、正確な情報だけをまとめてみました。
世界竹の日の基本情報
ここではまず世界竹の日がどんな記念日なのか、概要から押さえていきます。
毎年9月18日に世界中で祝われる記念日
世界竹の日は英語でWorld Bamboo Dayと呼ばれていて、その名の通り竹の価値や可能性を世界規模で見つめ直すために設けられた国際的な記念日です。
毎年9月18日に固定されていて、2026年で17回目を超える節目を迎えることになりますね。
国や地域を問わず、竹の植樹イベントやセミナー、展示会などが開催されているのが特徴だなと思います。
世界竹の日の由来
ここを読むとこの記念日がどうやって生まれたのか経緯がつかめます。
世界竹機構(WBO)が2009年に制定
世界竹の日を制定したのは世界竹機構、通称WBO(World Bamboo Organization)という団体です。
2009年9月18日、タイのバンコクで開催された第8回世界竹会議にて正式にこの日を記念日とすることが宣言されました。
会議には約100カ国からの参加者が集まり、全会一致でこの提案が支持されたそうです。
100カ国もの人たちが賛同したというのは、思った以上に規模の大きい話だなと感じます。

発起人はカメシュ・サラム氏
制定を主導したのは当時WBOの会長を務めていたカメシュ・サラム氏です。
彼はインドのアッサム出身で、2007年から2009年までWBOの会長職にあった人物とされています。
竹産業や竹文化の振興に関わってきた立場から、竹の存在感をもっと世界に広めたいという思いがあったのではないかなと個人的には想像しています。
ここはあくまで私の見立てですが。
組織の前身は1991年のワークショップ
ちなみにWBOという組織自体のルーツをたどるともう少し古い歴史があります。
1991年にタイのチェンマイで開かれた国際竹ワークショップでの議論がきっかけとなり、竹に関わる実践者をつなぐ国際組織を作ろうという構想が生まれたようです。
これが国際竹協会(IBA)として形になり、のちに世界竹機構へと再編されていったという流れですね。
ただし団体の正式な設立年については資料によって1992年説や2005年説などいくつかの記述があり、細かく検証できていない部分もあるのでそこは断定を避けておきたいと思います。
なぜ9月18日が選ばれたのか
ここでは日付選定の背景にある事情を整理していきます。
タイの林業記念日と重なる日
9月18日という日付には実はもうひとつ意味が込められています。
この日はタイ王室が定めるタイ王室林業の日とも重なっていて、当時のバンコク副知事をはじめタイ政府の代表者たちも記念日制定の場に立ち会ったと伝えられています。
竹会議の開催地がバンコクだったこともあり、タイの林業行政との結びつきが日付選定に影響したのではと考えられますね。
あくまで背景としての考察ですが開催地の慣習に合わせた面もありそうです。
世界竹の日が目指すもの
ここを読むとこの記念日が掲げている目的が見えてきます。
持続可能な資源としての竹を広める
WBOは公式サイトで竹を気候危機の緩和に欠かせない自然由来の解決策として位置づけています。
世界竹の日の狙いは竹という植物が持つ環境や経済、社会への貢献をあらためて知ってもらうことにあるんです。
単に竹を愛でる日というより、産業としての可能性や地域経済への活用まで視野に入れたけっこう実務寄りの記念日なんだなという印象を受けました。
毎年テーマが設定される
意外と知られていないのですが世界竹の日には毎年テーマが掲げられています。
2025年は「次世代の竹:解決策、革新、デザイン」というテーマが設定されていて、2026年は「再生可能な未来のための竹:自然とともに育て、築き、繁栄するための世界的な呼びかけ」という方向性が打ち出されています。
年ごとに焦点が変わっていくあたり、ただの記念日というより継続的なキャンペーンに近い印象ですね。

竹という植物が持つ数字で見る特徴
ここでは竹そのものの特性を具体的な数字とともに紹介します。
成長スピードは1日で1メートルを超えることも
竹の最大の特徴といえばやはり成長の速さです。
種類によっては1日で1メートル以上伸びることもあり、木材用に使われる大型の竹は完全な高さまで1年もかからずに到達するケースがあるとされています。
世界には1200種以上の竹が存在していて数センチしか育たない小型のものから30メートル級に育つものまで幅の広さも印象的だなと感じます。
CO2吸収量に関する試算
環境面での効果についてもいくつかの試算が出回っています。
竹は同じ質量の樹木と比べて酸素を多く生み出し、1ヘクタールあたり年間で十トン以上のCO2を吸収するという数字を紹介している資料もあります。
ただこのあたりの数値は研究や測定条件によって幅があるようで、ざっくりした感じで捉えておくのがよさそうです。
細かい検証まではできていないので、あくまで目安として受け止めてもらえたらと思います。
世界各地で広がる関連イベント
ここを読むと実際にどんな催しが各国で行われているのかイメージがつかめます。
インドやケニアでの大規模な取り組み
2026年はインドのNID(国立デザイン研究所)ガンディナガル校が「Bamboo Beyond Borders」と題した5日間のイベントを開催予定で、セミナーやワークショップ、デザインコンテストなどが組まれています。
ケニアでも国家竹博覧会と世界竹の日の記念行事が9月16日から18日にかけてメルー大学で開催される計画があり、政策対話や貿易促進の場としても機能しているようです。
国によって切り口がかなり違うのが面白いなと思いました。
The National Institute of Design (NID) is proud to host “Bamboo Beyond Borders” in celebration of World Bamboo Day 2026. The five days event is planned with various activities including seminar, panel discussion, exhibition, hand on workshops, design challenges and paper… pic.twitter.com/ZeVzHN3Kh1
— NID, India (@NID_India) February 27, 2026
日本国内でも植物園や講演会が開催
日本でも例年この時期に合わせた催しがあります。
大阪市立長居植物園では竹笹見本園の孟宗竹を間近で見られる通り抜けエリアが公開され、京都では竹文化振興協会主催の講演会が予定されているんです。
世界的な記念日とはいえ、身近な植物園や地域団体の活動にもつながっているのはちょっと嬉しい発見でした。
まとめ
世界竹の日について由来や歴史を振り返ってきましたがポイントを整理しておきますね。
- 世界竹の日は毎年9月18日に世界各地で祝われる国際的な記念日
- 2009年、タイのバンコクで開かれた第8回世界竹会議でWBOが制定した
- 発起人はWBO元会長のカメシュ・サラム氏で、約100カ国が制定に賛同した
- 日付はタイ王室林業の日と重なっていて、開催地の慣習も背景にあると考えられる
- 目的は竹を持続可能な資源として広めることで、年ごとにテーマが変わる
- インドやケニア、日本など各国でそれぞれ特色あるイベントが開催されている
竹という植物ひとつでこれだけの国際的な広がりがあるのは正直なところ調べてみて驚きでした。
9月18日は身近な植物園やイベント情報をちょっとチェックしてみるのも楽しいかもしれませんね。
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