この記事を読めば「世界笑いの日(World Laughter Day)」の由来や歴史、笑いヨガとの深い関係、そして笑うことの科学的な健康効果までまるごと理解できます。
「笑いの日って、なんとなく聞いたことあるけど…何のためにあるの?」
と思ったことはありませんか?
実はこの記念日、インドのある一人の医師が
「笑いで世界平和をつくりたい」
という思いから生まれたものなんです
。その背景を知るとなんだかじんわり温かい気持ちになります。
世界笑いの日とは
毎年5月の第一日曜日は「世界笑いの日」、英語ではWorld Laughter Dayといいます。
「笑いを通じて健康と幸福、世界平和を広める」
というメッセージを持つ国際的な記念日で現在は100ヵ国以上で祝われています。
「世界平和と笑い」
って一見つながらなさそうででも実はすごく直結している話なんです。
どんな日なの?
この日は世界中の笑いヨガサークルやコミュニティが公園や広場に集まり、一緒に笑い合うイベントを開催します。
日本でも各地で笑いヨガの体験会や集会型イベントが開かれていて、わりとゆるやかに参加できる場が多いみたいです。
由来と歴史
世界笑いの日の誕生は1998年のインド・ムンバイにまでさかのぼります。
では、どんな経緯でこの記念日が生まれたのでしょうか。
創始者マダン・カタリア博士とは
マダン・カタリア博士(Dr.Madan Kataria)はインド・ムンバイ出身の内科医。
1995年3月、健康雑誌『My Doctor』に「笑いは最高の薬」という記事を執筆していた際に、現代科学が笑いの健康効果を裏付けていることに気づきました。
その後、1995年3月13日の早朝、公園でたった5人と最初の「笑いクラブ」を始めたのが笑いヨガ運動のスタートです。
この発見が世界笑いの日につながっていくんですが、個人的にはこの「たった5人」というスタートがなんとも印象深くて、今では100ヵ国以上に広がったことを思うと圧倒される感じがします。
世界笑いの日の正式な始まり
1998年1月11日、カタリア博士はインド・ムンバイで正式に「世界笑いの日」を提唱、開催しました。
この最初のイベントには世界各地の笑いクラブから約12,000人が参加したといわれています。
そして2000年1月9日にはインド国外で初めての大規模イベントがデンマーク・コペンハーゲンの市庁舎広場で行われ、1万人以上が集結。
これは「史上最大の笑いセッション」としてギネスワールドレコードに認定されました。
なぜ「5月の第一日曜日」になったの?
最初は1月11日に開催されていましたが、参加のしやすさや世界的な広がりを考慮して、現在は毎年5月の第一日曜日に統一されています。
正直なところ、この変更の具体的な経緯は詳しく確認できていなかったんですが国際的に「誰でも参加しやすい日程」として定着したと考えるのが自然だと思います。
笑いヨガとの切り離せない関係
世界笑いの日を語るうえで外せないのが「笑いヨガ(ラフターヨガ)」という健康法の存在です。
この2つはほぼセットで誕生したといっていいほどです。
笑いヨガとは何か
笑いヨガとは「面白いことがなくても笑える」という考えに基づいた健康体操です。
一般的なヨガの呼吸法に「笑い」を組み合わせたもので、作り笑いでも脳や体に与える効果は自然な笑いと変わらないとされています。
カタリア博士が2021年時点で世界116ヵ国に笑いヨガを広めるまでになったのも、この「笑えない時でも笑う」という発想のシンプルさが世界中に受け入れられたからかもしれません。
日本への普及
日本でも笑いヨガは企業や学校、病院や老人介護施設など、幅広い場で取り入れられています。
ストレス社会といわれる現代において、「笑うことの処方箋」という視点で注目が広がっているんですね。
笑いの健康効果 科学が証明する「笑いの力」
「笑いは健康に良い」というのは感覚的に知っていても、実際どんなメカニズムで体に作用するのか、ちゃんと説明できる人は意外と少ないと思います。
免疫力アップとNK細胞の活性化
笑うとNK(ナチュラルキラー)細胞と呼ばれる免疫細胞が活性化されます。
NK細胞はがん細胞やウイルスを攻撃する「体の防衛隊」のような存在で、笑い体験の後にNK細胞の活性が上がったことを確認した研究結果も報告されています。
具体的にはある実験で笑いの前にNK細胞活性が平均値以下だった参加者の多くが、笑い体験後に軒並み上昇したという結果が出ています。
しかも、その上昇速度はがん治療で使われる免疫療法薬の投与よりも速かったというデータもあるほどです。

ストレス軽減と幸せホルモンの分泌
笑いヨガを継続した研究では「不安-緊張」「抑うつ-落ち込み」「怒り-敵意」といったネガティブな感情が有意に改善されたことが確認されています。
なぜかというと笑うことでセロトニン(幸せホルモン)の分泌が促進され、副交感神経が優位になるためです。
また、エンドルフィン(痛みを抑える物質)の分泌レベルも上がるとされていて気分が爽快になるだけでなく、体の痛みを軽減する効果も期待できるといわれています。
「作り笑い」でも効果があるってホント?
これ、かなり意外なポイントなんですが笑いヨガの研究では随意的な笑い(意識的な作り笑い)と自然な笑いが、状態不安や自尊感情に対して同等の心理的効果を持つことが実証されています。
つまり「笑えない気分」の日でも意識的に笑顔を作るだけで、脳はある程度それに反応してくれる。
これはカタリア博士が最初に着目した「顔面フィードバック仮説」とも一致する発見です。
世界各地のお祝いの様子
世界笑いの日にはどんなイベントが各地で開かれているんでしょう。
発祥地インドと欧米の様子
発祥地インドではムンバイやデリーといった大都市でラフターワークショップやフラッシュモブが開催され、数千人規模のイベントになることもあります。
アメリカではニューヨークやロサンゼルスの公園や広場で笑いヨガセッションが行われ、ドイツのベルリンでも全年齢向けのイベントが盛んです。
日本での取り組み
日本でも地域の笑いヨガ講師やサークルが主体となって公民館や文化ホールでの体験会が開かれています。
「笑いで体も地域も元気にしましょう」というコンセプトのもと、無料で気軽に参加できるイベントも多いのがうれしいポイントです。
まとめ
- 世界笑いの日はインドの医師マダン・カタリア博士が1998年に創設した国際記念日で毎年5月の第一日曜日に100ヵ国以上で祝われる
- 最初のイベントは1998年にムンバイで開催されて約12,000人が参加。2000年にはデンマーク・コペンハーゲンでの集会がギネス世界記録を獲得した
- 記念日の目的は「笑いを通じた健康・幸福・世界平和の実現」であり、笑いヨガ運動と深く結びついている
- 笑いにはNK細胞活性化やセロトニン分泌促進、ストレス軽減など科学的に確認された健康効果がある
- 作り笑いでも自然な笑いと同等の心理的効果があることが研究で明らかになっている
- 日本でも笑いヨガの体験イベントが各地で開催されており、誰でも無料で参加できる機会が増えている
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